なんですけど、短気さん的にはよくあるシチュエーションかもしれません。
やっちまったなぁ…となる前に気をつけたいことや、やっちまった後処理について解説していきます!
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上司と喧嘩することで、引き起こしてしまうこと
喧嘩してしまった場合、物事が悪い方向に進んでしまう場合が多いんです。
もちろん、これはケースバイケースで「感情的になってしまうけれど、次の日になれば仲良く接すしてくれる」ような器量のある上司だったら良いのですが、世の中、そういう大人ばかりではありません。
上司から見たあなたの評価が変わってしまう
喧嘩は、相手にも自分にも大きなストレスを与えます。
上司も人間ですから、喧嘩でダメージを受けると「この人は厄介そうだから、遠ざけたい」とか「感情のコントロールが出来ない人だ」と、考え始めます。
これがきっかけで、自分に責任の大きい大きな仕事は任されないようになってしまい、人事考課などで、低い評価を受けてしまうことがあるのです。
喧嘩を引き金に、周囲の目が変わってしまう
組織の中では、円滑に仕事をすることが良しとされています。だから、喧嘩によってギクシャクしたり、軋轢が起こってしまった時には、上司はもっと目上の人に伝えて、なんとか解決を図ろうとするんです。
あなたと上司だけでなく、周りの人が喧嘩が起こったことを知ってしまうので、悪気はなかったとしても、周囲のあなたに対しての目線がガラリと変わってしまうこともあるのです。
どうして上司と喧嘩してしまうのか?短気さんが持つ元々の質が影響大です。
基本的に、上司との喧嘩はほとんどの人が極力避けますよね。
それでもドカンと爆発してしまうのは、短気さんやイライラを抱えた人の特徴が関係しているかもしれません。
短気さんは自分の正義を強く持っている。
短気さんという生き物は、「こうあるべき」や「これが普通だ」と言った、自分なりの正義を抱えて生きています。
正義感が強く、真面目で、かつエネルギー量が人より多い。これが多くの短気さんの共通項。
だから、上司とぶつかってしまうのも、自分なりの正義について、何か意にそぐわないことがある場合が多いのです。
ただ、その正義は人それぞれが持っているものであり、どれが正解というのは基本的には無いということも、同時におさえておけると良いかもしれません。
真面目故にやりすぎているから、爆発して喧嘩になってしまう
きっとあなたの職場にもいると思うのですが、要領よくいろいろなことをこなし上司のことも付かず離れず適当にうまくやる人いますよね。
そういう人たちと短気さんの違いってなんでしょう?
そう、生真面目さ。です。
要領の良い人達は、不真面目とまでは行かずとも手を抜く場所や、力を入れるべき場所を見極めています。
自分にとって何が大切で、何が必要ないのか、常に考えているのか直感的にできるのかは人によりますが、少なくとも上司に言われたことをそのまま完璧にこなそうとは思っていないわけですね。
それに対し短気さんは、往々にして言葉をストレートに受け取って、完璧にこなそうとしてしまいがちです。
短気さんは不安、急な対応、自分が不利になりそうなことに弱い。
怒りの感情というものは、自分の外側からも内側からも自分自身を守るために貼られたバリアのような役割があります。
外側から傷つけられることを防ぎ、自分の感じたくない感情に蓋をするためのバリアです。
よく怒る人というのは、色んなものから自分を守ろうとする気持ちが強いんです。
つまりは、元々不安や急な対応、自分が不利になるシチュエーションなどへの耐性が弱いのです。
そのことを自分も周囲も知っていると、喧嘩の前に何かしらの策を講じることができる可能性もありますね。
喧嘩になる前に気をつけておきたいこと
友人との喧嘩ならばまだしも、上司との喧嘩は誰でも極力避けたいもの。
それでも喧嘩してしまったということは、突発的な何かではなく、日頃から抱えた不満や鬱憤が関係していることが多いものです。
上司に自分の希望を伝えてはいけないって本当か?
まず不満や鬱憤を上司に対して抱えていたとして、それを相手に伝えてはいけないって本当ですか?
もちろん、何でもかんでも伝えれば良いというものではありませんが、抱え込んで喧嘩にまで発展してしまっては本末転倒。
不満を言うというスタンスではなく、会社や部署のためになることならば、ポジティブな意見として伝えることは何も悪いことではないはずです。
私さえ我慢すれば…は間違いの元。相手はその努力を知りません。
短気さんはとにかく真面目なため、自分さえ我慢してやればここは乗り切れる…と言ったシチュエーションに我慢しがちです。
ただ、それでぐっと我慢していること、相手は知っているでしょうか?
もしかしたらただ仕事が好きな人なんだと思われている可能性もありますし、なんだかんだブーブー言いつつも最後は引き受けてくれる人だと甘えているかもしれません。
相手の出方というものは、相手の一方通行ではないのです。
日頃の自分の言動が、相手の出方を許してしまっていないかチェックしてみましょう。
どうしようもない上司ならば、省エネの策に走るのも吉
とはいえ、どうしようもなくやる気がなかったり、自分のことしか考えないような上司がいるのも事実です。
そう言った上司を持ってしまった場合は、もはや自分も省エネに走るのも吉です。
会社という共通の目標を持った組織に所属している以上は、一丸となってその目標に突き進めれば良いのですが、
人間という生き物は機械ではないのでそうもいきません。
やる気のある人もいればない人もいる…そんな中でやっていく以上は、人と自分とをしっかりと切り離し、その相手に対してエネルギーを使わないことに注力するのが結果として全体のためになることもあるかもしれません。
それでも上司と喧嘩になってしまうなら、心がけたいこと
相手に合わせなくてはとか、会社のためにとか、そう考えるから腹が立ちます。
自分が一番大切にすべきはダントツで自分。
まずは自分ありきで環境や人間関係を考えないと、それぞれ思惑の違う社内では衝突は避けられません。
喧嘩してしまったならば、今後の身の振り方を考えましょう。
その時に最も大切なのはどうしたら良いか?ではなく「自分がどうしたいのか?」という視点です。
まずは、あなたのベストは何かを考える。そもそもなんのための仕事?
上司との喧嘩は良いきっかけだと思って、まずは自分が仕事をする意味について考えてみましょう。
人生を充実させたいから?お給料をもらいたいから?何かを達成したいから?
理由はなんでもOKです。まずは、あなたの人生における仕事の位置付けを明確にしましょう。
これが軸になります。この軸があるとないとでは雲泥の差。
外側からの出来事に振り回されて怒るのか、それとも軸を大切にして刺激をシャットアウトできるのかはここにかかっているんです。
あなたがそこで達成したいことは何?
自分の人生における仕事の意味が明確になったら、そのために、今いるこの会社はどう役立つのかを考えましょう。
会社のためにあなたがどう役立つのか?ではありません。
あなたの人生のために、その会社がどんな役割を担ってくれるのか?がまずは重要。
それがない会社でなんて頑張れません。
ちなみに、達成したいことと言っても、何も大層なことである必要はありません。
なんなら「適当に時間を過ごしてお給料をもらいたい!」でも良いのです。
もし、その達成したい事柄が、この会社じゃなくても良いのかも…?と思えるならそれはそれで肩の力が抜けるきっかけになりますよ!
そのために今後上司とどういう関係でいられたら良いのか?
まずは人生。その次にやりたいこと。その次にやっと上司に目を向けてみましょう。
あなたには大切な軸があります。
やりたいこともあります。
そのために、上司とはどんな関係でいたら良いのか?上司にはどうあって欲しいのか?
ここでやっと、謝るのか決別するのかという選択肢が出てきます。
世の中的には、上司とはうまくやっていくべき、部下が謝るべきという考えが主流でしょう。
ですが、本当に大切なのは世間体ではないはずです。
上司と喧嘩をしてしまったら、うまい謝りかたばかりを模索するよりも、喧嘩を良いきっかけとして、自分の身の振り方を考えてみましょう。
あなたがあなたらしく生きて、その中で仕事をしていく。
そのために、上司に謝りますか?それとも……。
どちらを選んでもあなたの人生。選んだことが正解。
一見ネガティブな出来事は、むしろ人生を好転させるためのチャンスですよ!