行動力がないことが短所だって思っていても、なかなか変えられなくて悩む人も多いけれど、心理の仕組みを活用すれば、行動力なんて幻だって気付きますよ!
自分じゃないものに変わろうとするより、プチ行動力を3ステップで味方につけましょう!
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「行動力がある」「行動力がない」これって実は思い込み。
例えば職場で明日が期限の仕事を任せられたとして、あなたはすぐその仕事に取りかかりますか?
おそらくほとんどの人が即座にとりかかるんですよね。
なぜならば締め切りが明日だから。ってことは、行動する力がある=行動力ありますよね?
だけど、自分は行動力がないと悩んでいるとしたら、一体なんのことを言っているのでしょう?
もしや行動力がないという悩みは、こんなシチュエーションで感じていませんか?
<パターン1>
自分でこれをやろう!と決めたり、やりたいなぁと思っていることがある。
なのになぜか一向にそれにとりかかろうとしない…そして、実質目に見える被害はない。
だけどやっぱりやらなきゃと思うし、やらない自分の行動力のなさにうんざりする…。
またはこんなシチュエーション
<パターン2>
やらなきゃいけないのはわかってる。
だけど、いつもギリギリまでやらなくて、追い詰められてドキドキしながらじゃないと動けない自分の行動力のなさが嫌になる…。
<パターン1>は実は誰も困っていないし、行動力が無いと悩むことで誰も迷惑していないですよね。
そして<パターン2>はギリギリまで引っ張るかもしれないけど、最後はちゃんと行動していますよね?
なのに、どちらも「自分は行動力がない…」と悩んでいる…。
つまり、行動力があるとか行動力がないとかって「自己評価」でしかないわけです。
なにかやるとして、一年後に始めても「行動力あるな〜」と感じれば「ある」になるし、
その日中に始めないと「行動力ないなぁ」と感じるならば「ない」になるんですよね。

行動力がある人とない人、それぞれの特徴。
では、自分を行動力がある!と評価する人と、ない!と評価する人の違いはどこにあるのでしょうか?
自分には行動力があると感じている人の特徴
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決断力がある
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失敗を気にしていない
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やりたいと思ったことに素直
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あまり後先考えない
自分は行動力がある!と思っている人は、世の中にはやってみないとわからないことがあると知っていたり、やって失敗することを恐れていません。
それに、基本的に自分がやりたくないことを「やらなきゃ…」と思い悩みもしないんです。
つまり「やりたいからやってるだけ。」または「やらなかったとて特に不自由は感じないし、気にしない。」
というどちらかの場合が多いわけです。
ちなみに行動力がある人は、すぐに行動するので失敗が多かったり、飽きっぽいという悩みを抱えていたりします。
だけどそれは打ってる玉数が多いんだから当然ですよね。
自分には行動力がないと感じている人の特徴
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自分責めしがち
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人の判断に頼りがち
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正解を探しがち
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自分のやりたいことがわかっていない
当然ですが行動力がある人の真逆ですよね。
自信がないし、怖いから「正解」を探してしまうし、自信がありそうな人の意見に流されがちです。
そして、正解を探すことに慣れすぎているので、自分が本当にやりたいことや欲しいものに対する感度が下がってしまっている可能性もあります。
もちろん、行動力がない人にもリスク管理がしっかりしている、思慮深い、一度始めれば長く続く。などの長所があります。

行動できないたった2つの理由
行動力ありすぎても問題は起きるし、行動力が無くて悶々とするのもつらい…。
どちらがいい悪いじゃないけど、あなたが苦しいと思っているのならば、それは解決したい問題なわけです。
ちなみに、本当にやりたいと思っているのに行動できない根本的な理由はこの2つだけ。
- 失敗が怖い
- 経験がないだけ
たったこれだけなのに、どうしてこうも動けないのでしょう?
詳しく説明していきますので、あなたの場合はどれか、考えてみてくださいね!
【理由1】失敗が怖い
完璧主義な人が陥りがちなのがこれ。
やりたい気持ちや、やらなきゃいけないことは分かっていても、失敗したらどうしよう…という思考が邪魔をして、なかなか手をつけられず先延ばししてしまいます。
突然ですが、学生の頃を思い出してください。
テスト前ってなぜか部屋の掃除をしたくなりませんでしたか?
さっさと勉強をした方が良いのは重々承知。だけど、勉強から逃げたいあまり掃除してしまう…。
これは、単なる現実逃避という側面と、もう一つセルフハンディキャップを作っている可能性もあるんです。
セルフハンディキャップとは…
テストの点数が悪かったとしても「部屋が汚すぎて集中できなくて掃除しちゃた…」などの言い訳ができるように、あえて自分にハンディキャップを作ること。
「全然勉強してないんだよねー!」とみんなに言って回るのもセルフハンディキャップの良い例です!
こんな風に、失敗が怖い人は、自分のウィークポイントを認めることが苦手で、失敗してしまうと、自分自身が丸ごとダメな人間だと感じてしまう傾向があります。
失敗したからどうなるんだろう?
失敗は全く許されないもの?
もう立ち直れない?
ダメ人間決定?
ちゃんと考えれば、そんなことはないとわかるはず。
自分は失敗したらどうなると思っているんだろう?本当にそれは起きる出来事なのかな?
自分に問いかけてみてくださいね。
失敗そのものとあなた自信やあなたの人格は全くの別物と切り分けよう。

【理由2】経験がないだけ
二つ目の理由はこれ。経験のないものを億劫に感じるというのは、単純だけれど奥が深いんです。
というのも、経験のないものを避けるのは、人間の本能の部分だから。
古くから進化の過程で、動物はみんな「現状維持」が大好きです。
例えば、食糧が豊富で水も豊かで一年中気候が良く、天敵もいない環境があったとして、野生動物ならそこを離れようとはしません。
飽きた。とか、もっといいとこあるかも。とかって移動しようとするのは人間だけです。
その、先読みができる人間ならではの知能の高さと、動物として安全な場所から動くまいとする古くからの本能がぶつかり合うと、新しいことへの行動に待ったがかかります。
この本能をどうにかするためのポイントは、うまく行ってる人と接する機会を増やすこと。
自分に経験がなくても、自分がチャレンジしようとしていることで成功している人の近くにいると、自分もできるように感じてハードルが下がっていきますよ。
成功している人のそばをキープして、空気感を肌に馴染ませよう!

行動できない理由まとめ
二つの理由を見てもらうとわかると思うんですが、どちらの場合も潜在的には行動するよりはしない方がマシと思っているんですよね。
言い換えれば、行動しないことそのものにメリットを感じているんです。
だけどそれを感じているのは潜在意識の領域。だから、行動したいのにできないのはなんでだろう…?と頭で考えてもわからないのです。
自分の頭と心と行動がなんだかチグハグだぞ?と思った時は、行動しないことで自分が得られているメリットってなんだろう?と考えてみてください。
とんでもない勘違いメリットが浮き彫りになったらラッキーです。勘違いか!じゃあ行動しよう!と思えるようになりますよ。
プチ行動力を身につけて人生まるごと変える3ステップ
行動できない理由はわかった。その理由を消すポイントもおさえた。じゃああとは動くのみ!
だけど、頭でそう思っても、いきなり大きく行動できないときもありますよね。
そんな時にとてもおすすめなのが「プチ行動」を起こすこと。
心理の力を味方につけて「え、こんなことして何になるの?」と思うような小さな行動で、未来を大きく変えてしまいましょう。
プチ行動に必要な3ステップはこれ!
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行動した結果得たいものを明確にする
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得たいもの得た自分の感情にフォーカス
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未来の自分が「当たり前に感じている感情」をプチ行動で先取りする
わかりやすいようにココロさんのパターンで見ていきましょう。

ステップ1.行動した結果得たいものを明確にする
「行動しなきゃ…」に意識がいってしまって、行動した結果何が得たかったのかを忘れてしまうなんて本末転倒!
だけど良くあるんですよね。笑
なので最初にマインドセットしましょう。その行動の結果、何を得たいの?
だから、目の前の人を全力でサポートして、感謝してもらえる職業って素敵だなと思うんです。
行動した結果得たいのは、今みたいに消耗するんじゃなくて「幸せな気持ちになれる仕事をする!」ですね。
だとしたら、行動しなきゃ…と自分を責めても幸せな気持ちにはならないですし、セミナーを受けたり本を読むことはそもそも最終目的じゃないですから、それができないからってモヤモヤするのはなんかもったいないですよね。
なんのための行動か、目的を思い出せただけで大きな一歩です。
ステップ2.得たいもの得た自分の感情にフォーカス
人は得たいものを得られたら、きっと素敵な未来が待っていると信じているから未知のものにもチャレンジするんですよね。
そして、その素敵な未来にリアリティがあればあるほど行動するためのエネルギーになってくれます。
「○○だったらいいなぁ」とぼんやり考えていても、そこにリアリティを感じなければ絵に描いた餅状態。
そして嬉しい未来のリアリティには必ず「感情」を伴います。
その未来にたどり着いたら、どんな気持ちになりそう?
セミナーにいくなどの行動をとらないことを気にしているのって楽しいですか?
むしろ、そこを気にしているから楽しいはずのことを楽しめなくなってるかも…。
これからは「楽しいかどうか?」がココロさんの行動の指針です。
常にそこにフォーカスするようにしてみてください!


未来の自分の感情をプチ行動で先取りする
ステップ2で「楽しい」にフォーカスすると決めたココロさん。
ただここで一つ注意点が。
未来のために、楽しいことにフォーカスしましょう!と言うと、大抵の場合は、欲しい未来を叶えるために多少なりとも役立ちそうな行動の中で、楽しそうなのはどれだろう?と探し始めます。
例えばココロさんで言うと、セミナーや読書がちょっと億劫だから、まずは心理系のYouTubeを見てみようとする。などの行動がそれにあたります。
楽しくないのは、帰ってから会社の同僚とやりとりする愚痴LINEですね~。
なのに、楽しいことをするのに制限をかけるのはどうして?
なので「楽しい」に制限をかけない、行動に制限をかけないことからスタートするのが大切です。
最大の目的は、ステップ1で導き出した「幸せな気持ちになれる仕事をする!」こと。
そしてそこで得られるであろう感情はステップ2の「毎日が楽しい!」です。
○○さえあれば幸せになれるんじゃないか…と思うと、行動が大袈裟になったり、やりたくもないことを根性論でやろうとします。
ですが、大切なのは自分自信の頭の中から変えていくこと。
幸せな気持ちになれそうな仕事さえ見つかれば、毎日が楽しくなるのでは…?という考え方は、自分と向き合っているのではなくて外側の出来事で自分の隙間を埋めようとしている状態なので遠回りです。
先に自分が「毎日が楽しい!」状態になることで、楽しい仕事は必ず見つかります。

