覚悟を決めたらすぐにでも変化を起こせるのが、ココロの良いところです!
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子供が幸せになるための【条件】
先日知り合った方の投稿に心臓が掴まれるような苦しさを覚えました。
これはかわさき子どもの権利条例で、子供たちから発信された大人へのメッセージ。
ぜひ読んで欲しいです。
「おとなのみなさまへ」
まず、おとなが幸せにいてください。
おとなが幸せじゃないのに子どもだけ幸せにはなれません。
おとながしあわせでないと、子どもに虐待とか体罰とかが起きます。
条例に「子どもは愛情と理解をもって育まれる」とありますが、まず、家庭や学校、地域の中で、おとなが幸せでいてほしいのです。
平成13年(2001年)3月 子どもの権利条例子ども委員会のまとめ
子どもはそういう中で、安心して生きることができます。
正直、これを子供が書いたのかと思うと衝撃的でした。
私は日頃カウンセリングで「あなたが我慢した先に誰かの幸せはありませんよ!」
と言い続けているんですが、
心理の知識も、人生経験も無い子供がその原理をここまで端的に表すなんて!
言葉や理屈では無い【感情】と【体感】をしっかりと感じることの大切さを、あらためて身につまされます。
大人が幸せで無いことは子供にとって【虐待】にあたると言う事実
実は私自身、生きづらさのようなものを抱えていた時が長くあって、
その時にカウンセラーさんにお勧めされたのが、【毒になる親】と言う虐待について書かれた本でした。
「私虐待なんてされていないけど?」と思って読んだその本には、いわゆる世間的に言われている暴力だとかネグレクトだとか、そういうものとは全く違う、
大人にそのつもりがなくても、子供の捉え方次第で被虐待児と同じように育ってしまう子供のことが書いてありました。
親が幸せそうじゃないと、子供はその理由を自分の中に探してしまうんですよね。
思えば、うちの両親はまさにそういう人たちでした。
嬉しい、楽しい、幸せ!は表現せず、苦しい、悲しい、辛い…をガンガン出していたから、私は両親がかわいそうだとずっと思ってたんですよね。
実際はただ愚痴っぽいだけで、そんなにかわいそうな人たちじゃなかったんですけど(笑)
子供はそれを真に受けて、勝手に責任を感じちゃったわけです。
誰かの我慢の上に、他の誰かの幸せが成り立たないのはこういう理由。
大人たちはまず率先して自分が幸せになる責任があります。
マグマのように湧いてくる怒りの原因は【連鎖】かもしれません
もし子供の頃に、自分の親から何かしらの負の影響を受け継いでしまっている場合、その責任はあなたには無いです。
断言します。全く無い。皆無です。
間違ってもあなた自身が引き寄せたものでは無い。子供は守られなければ生きられないのですから。
ただね、このブログを読んでくれているのは大人だと思うので、厳しいようだけど言います。
子供時代のことについて責任は無いんですが、それを嘆いているだけではその負の連鎖は断ち切ることがむずかしいことも現実です。
次の世代のために断ち切る勇気を持つのは自分しかいないんです。
これを知った時私は
って思いました。正直ね。(笑)
けど、この連鎖って、親が始めたものでは無いと言われています。親の親のそのさらに先の親…。
誰が始めたのよ!?って考えたところで意味がないですよね。
特に私たちの親世代には、心理教育なんてものはありませんでした。
コーチングやセラピーなども一般的ではなく、カウンセリングなんて頭のおかしくなった人が行くところだ……なんて……うちの親はいまだにそう思っています。
そんな親たちや、それより前の世代が、次世代の子供達のために、メンタル的な負の連鎖を断ち切ろうなんて、そもそもそんな発想自体が無かったわけです。
だから今の私は、連鎖を断ち切る剣を渡され、勇気出して魔物と戦ってこいって言われてる勇者の状態なんだなと解釈してます。
カウンセリングを受ける人は、自分と向き合うと決めた【強い人】
カウンセリングを受ける人は一般的に
- 心が元気ではない人
- 生きづらさを抱えた人
- 自分が何者かわからなくなってしまった人
- 感情をコントロールしきれない人
- 虐待された経験のある人
- 堪え難い災難にあってしまった人
など、傷ついた人ではありますが、弱い人ではありません。
カウンセリングって自分やその連鎖と向き合わなくてはいけないので、むしろ自分の心と向き合うと覚悟を決めた心の強い人しか受けられません。
心のことって身体の病気と違って、逃げ切ろうと思えば逃げたままでも生きられますから。
再度言います。
次世代の子供たちに「何ができるか」ではなくて、子供たちのためにまずは今自分が「どう在るか」それこそが最も重要です。
自分の子供がいてもいなくても同じです。
未来がより良くなるために、大人は自分で自分を幸せにする責任があります。
幸せになる覚悟を決めて、カウンセリングを受けようと思えたその気持ちが、本当に賞賛すべき素晴らしいものだと感じますね。
そんな人は、もしかすると何かの連鎖に巻き込まれているのかも?
自分の人生に真剣になりたい方はいつでも来てください。
魔物を倒すお手伝い、何かしらできるかと思うので。
(踊ってるだけかもだけど。笑)
ADHD【大人の発達障害】の人は被虐待児化しやすい
ADHDに限らずですが、発達障害の人は被虐待児化しやすいと言われています。
※被虐待児とは虐待され心に傷を負った子供のこと。
理由としては以下のことが挙げられます。
- 「当たり前」のハードルが超えられないことがある
- 感性が鋭く傷つきやすい
- ADHDの場合「通常の100倍愛情を欲する」と言われている
親としては他の兄弟と同じように育てたつもりでも、発達障害を抱えていると傷つきやすく、寂しさや不安も感じやすいんです。
自分が発達障害だと知らずに育った【大人の発達障害】の場合、自分の出来が悪かっただけで、親から虐待なんて全くされていないけど?という自責意識の強い人も多いです。
だから親からの虐待を疑えと言うわけでは無いけれど、全く無力だった子供時代の自分の気持ちを振り返って癒してあげられるのも自分だけです。
そう言う意味でも、こういった本を冷静に読んでみると言うのは何か意味があるかもしれません。