説明可能なことだけがこの世の全てだとは全く思っていなかったりします。
見えないこと、聞こえないこと、説明不可なこと、そんなのこの世にあって当然。
それも包括して人間について捉えていきたいなと思ったきっかけは月でした。
Contents
私が月の満ち欠けを意識するようになった理由。
「あなたは月の満ち欠けを意識して生活していますか?」
もしもこんな質問を、5年前の私にしたら、きっと怪訝な顔で「なんのお話でしょうか?」と聞き返したと思う。
それくらい、私はそういった目に見えない世界の話とは縁遠い暮らしをしていた。
月が満ちた欠けたなんてのは、ロマンチストが口説き文句に使うか、怪しい占い師がビジネストークで使うくらいで、普通に必死に地に足をつけて毎日を過ごしている人間からしたら、
そんな余裕無いんでお断りします。
と、跳ね除ける話題の一つだと思っていたからだ。
そんな私が月に興味を持ったのは、3年前くらいだったろうか。
自分がフリーランスのデザイナー兼カウンセラーという働き方のためか、自分のまわりに同じくフリーランスの女性が集まるようになった。
どんな業界でもその業界内の「当たり前」は存在すると思うけど、この女性だらけの業界では、
なんと私が長年お断りしていた月や宇宙やエネルギーや……
とにかく色々ごちゃ混ぜで、スピリチュアルと脳科学というファンタジーvs最新科学が、vsではなく&で繋がれて、当たり前のように混在していた。
最初のうちは、めちゃくちゃだな…と思いながら眺めていた私だったけれど、
途中からちょっと面白くなってきて「新月の願い事」なるものをノートに書き留めるようになった。
【MOON CYCLE】
新月の願い事の詳しい説明や、月齢ごとの影響について
わかりやすくしかもおしゃれにまとめてあるサイト。
個人的にとても好き。
新月を記録することで体感してしまった事。
なんでそれまで否定派だった私がそこに手をつけたかというと、
目標を掲げることで達成や成就に近づく事は、
脳科学的にも心理学的にも認められている事だし、毎月決まった日に自分が叶えたい事について考える時間を取るのはそれだけで有効だろうと思ったからだ。
だから正直、願い事が月のおかげで叶ったかどうかはどうでも良かったし、今でもどれくらいの割合で叶ったのかなど数えてもいない。
なのに、私は思いもよらぬ方向から副産物を得た。
心理学の観点からも、ノートに思いを書き留める事はライティングキュアと呼ばれ癒しの効果がある。
そのため、月とは関係なく私は毎日ノートを書く事が日課だった。
毎日毎日ノートを書きつつ、月に一度の新月では願い事を考える。
このサイクルを何度か繰り返した頃だった、新月の日は、他の日に比べて心穏やかであることにはたと気付く。
そう言えば、先月も、先々月も、新月の日のノートは穏やか。
じゃあ逆に満月の日は……?
満月が私に及ぼす影響。
遡って見てみると、なんと、満月の日はノートすら書いていない。
そして決まって次の日かそのまた次の日に、この数日であったざわつきや、嫌だと感じたことのふりかえりをしているのだ。
ここに気付いた日から、月の満ち欠けと、自分に内在しているエネルギーの体感について考えながら暮らすようになった。
すると満月の日は大抵、何があった訳でも無いのに心がざわつき、そういう日に飲みに行くとろくなことが無い。
逆に新月の日はすこぶる好調で、そもそも飲みに繰り出そうともせず、自宅で静かに料理をしたり長風呂をする自分がいた。
これって…思い込みじゃないの?
疑い深い私はそのルーティーンを感じるのを一次やめてみたこともあった。
カレンダーに満月と新月のマークを入れるのをやめ、月は見ない。考えない。
なのに……
ふとした時に悲しくなったり、心がざわついて、
まさかと思いネットを検索する。
………いつも満月または満月直前!!!
疑惑から確信へ。月と共に生きる道を選ぶ。
こりゃあカウンセラーとしては気になるところ!
裏を取りたい私はクライアントさんの観察を始めた。
すると、私と同じ溢れ出るエネルギーを持て余してるタイプの人は、満月近くなると余計な行動を取ったり、無駄なことを考えて勝手にざわつき始める。
元々エネルギー量少なめな省エネタイプの人たちは、新月に吸い取られたかのように元気が無くなりメソメソしてしまう。
まぁこれは私の周りの数人の話だからなんのエビデンスも無いのだけれど。
心理を学んで応用するにあたり、一番最初に最も大切なのは自己理解だったりする。
自分のことが分からなければ、その操縦方法もわからないからだ。
そういう意味では、人間も自然の中の一部な訳だし、いくら野生がなくなったとはいえ、自然からの影響が無いと考える方がよっぽど不自然。
月の満ち欠けで海ですら形を変える。
70%海と同じ水分でできている人間が、月に引っ張られて形を変えるのは当然なのかもしれないと認め、月を自分のエネルギー量の指標にするようになった。こんな感じに。
【満月】
エネルギー過多になるのでコントロールをみうしないがち。
そのためさらにアンコントロールになりがちな、初めましての楽しい場や、
アルコールが必須になりそうな場所へは行かない。
ヒートアップもしやすいので、重要な打ち合わせは入れない。
その代わり爆発的なパワーが出るので締め切りに設定するのは都合がいい。
【新月】
エネルギー量少なめ。(普段有り余る私は新月でやっと正常)
冷静に頭を使うお仕事を増やす。夜遊びも大丈夫だけどテンションは低め。
心が穏やかな時期なので、より穏やかな空気感の場所に行くと癒される。
反面、やりすぎるとエネルギー切れも起こしやすいのでハードワークにはしない。
あなたは月の満ち欠けを意識して生活していますか?
その結果、自分の中のリズムが掴めるようになって、生活が整った気がする。
それに何より良いのは、不調を月のせいにできるので、休む口実になる。
実際、月がどの程度私たちに影響を与えているのか、科学的な根拠は何も知らない。
だけど、科学なんかなくたって、結局人間感じたことが全てならば、毎日せっせと出たり入ったり規則正しく動いてくれる月を使わない手はないかなとも思う。
あなたは月の満ち欠けを意識して生活していますか?
そんなに怪訝な顔をしないで。
月と寄り添って生きてみるのも良いものですよ。