ストレスフリーな人間関係

いい人・優柔不断・八方美人をやめて、ラクな人間関係を作るために必要な4つのこと。

アドラー心理学をわかりやすく書いた「嫌われる勇気」、誰もが知るものすごいヒット書籍ですよね。

これってなぜヒットしたかと言うと、やはり日本人特有の「誰からも嫌われたくない精神」が根底にあると予測されます。

で、私自身カウンセラーとして活動していて、心理のことについては散々勉強し、自身が幸せに暮らすことを目指して実践してはいるのですが、

やはり時折日本人的な「嫌われたくない」が顔を覗かせてしまい失敗することがあります。

そう、失敗です。

「嫌われたくない」と言う感情を引き金にした行動は、もれなくネガティブな現象を連れてきてしまうんです…。

terico.
terico.
自分としては良かれと思って気を使っていても、から回る時ってありますよね。
それがいかに無駄なエネルギーになっているか、どうしたらエネルギー消費を抑えていけるのか、
私の実体験を元に、カウンセラー的な見解をまとめてみました!

そもそも私は【こんな人が苦手】と言う前提がありました。

私ごとではありますが、私もともとお酒(特にウイスキー)が大好きで、趣味の一つでBar巡りというのがあります。

でね、Barってどうしてもおじさま率が高い。バーテンダーさんも年上なことが多いんです。

そんな中、私がいつもカチンと…引っかかってしまう苦手なバーテンダーさんがいるんですよね。

なんで苦手かというと、 BARでの私の取り扱い方として絶対にやって欲しくないのが、

  1. あなたって○○だよねという決めつけ
  2. 良くなることを見越していないただ発散のためのダメ出し

要は…

terico.
terico.
素敵な時間を過ごすためにBARに行ってるのに、なんで頼んでもないダメ出し聞かなきゃいけないんだよ!てゆうかあんたとそんな深い中じゃないし!

って思ってるわけです。(笑) 言葉が悪くてごめんあそばせ…。

信頼してる好きな人からならいいけれど、どーでもいい人からいじらるのとか本当に嫌で。

でね、そのバーテンさんは毎回毎回事あるごとにダメ出ししてくるのはわかっていたはずなのに、 性懲りも無く行ってしまったんですよ…。

ことのあらまし。どうして【嫌われたくない】が発動?

どうして嫌な思いをする可能性の高い嫌いなバーテンダーさんのお店に行ってしまったかというと、理由が二つ。

  1. 一緒にいた友人が行きたいと言ってたから連れていってあげたかった。
  2. 最近行ってなくて、これ以上間を空けると変な噂が周りそうだから。

一つ目はわかりやすいとして、二つ目、どういうことか説明します。

私の住んでいる鎌倉って、バーテンダー同士の横のつながりがとても強く存在するんです。

そのため、誰がどこの店によく顔だしてるとか、誰がどこでどういう飲み方をしてるとか、そういう噂話が筒抜けなんですよね。

つまり私は、以前までそこのお店の常連だったのに、ここ最近別のBARばかり顔だしてるから、そろそろ行かないと変に勘ぐられるかもしれない…という超絶無駄な妄想が発動したのです。

terico.
terico.
「もしかしたら今日は普通に飲めるかもしれないし…今後行きづらくなるのも嫌だし…混んでたらそんなに絡まなくてもすみそうだし…」っていう、今まで叶ったこともない事を期待しての来店。今改めて見ると本当にひどい、自分の本音に見事なまでに蓋をする思考からの言葉の数々です…

同居人に言われて気づいた自分の【八方美人】ぷり

その結果はまぁ……案の定散々ダメ出しをされまして………。

家に帰ってから同居人に話聞いてもらいながら号泣でした。

で、この同居人の子がとってもしっかりしておりまして。

Rちゃん
Rちゃん
terico.が良くなかったところとしては、 誰からも好かれようとして 八方美人な行動を取ったところだよ。そんなの自ら事故にあいに行ったようなもの!

もうごもっともすぎまして、この度の出来事は見事に私の選択によって呼び起こされましたとしか言えないと思いました。

初歩中の初歩すぎて、 心のことを取り扱ってる身として恥ずかしい限りです。

そして私って八方美人なんだ……言われてみればそうだわ。

誰からも好かれたいと思っていたつもりは無かったけど、人から嫌われるのは嫌だなとどこかで思っていたもの。

八方美人から卒業するために必要な考え方4つ

でね、今回の私みたいに自分の気持ちより他人や他人の目、はたまた全体の人間関係を優先してプチ自己犠牲を選ぶタイプの人って多いから、

恥を忍んで私にもこんなことあるよと書いてみたわけです。

自戒の念も込めまして、そんな時本当はどうすればよかったのよ?

という基礎的なポイント書いておきますね。

自分の感情を優先する。

いくら相手の立場や人間関係を推し量ったところで、それは妄想の域を出ません。

自分がされて嬉しいこと=他人もされて嬉しいこととも限らないし、その逆も然りです。

感情の世界基準なんてものは無いし、100%誰にも嫌われないコミュニケーションも存在しません。

そうなった時、一体何を指針に行動すれば良いのか?それは自分の感情以外無いんですよね。

誰でも人を嫌う自由があると受け止める。

自分だって嫌いな人や苦手な人がいるように、相手も自分のことを嫌う自由があります。

それは感情ある人間である以上仕方のないこと。

自分の感情を大切にするのと同じくらい相手の感情も大切にしたいところ。

悲しいけれど、これは相手の意思を尊重するという意味でもあるんです。

不安からの選択・行動を取らない。

嫌われたくない、関係を乱したくない、など、不安から来る行動はさらなる不安の呼び水になります。

楽しいこと、やりたい事ではなく、不安を軽減させる行動をとる時、人は【正解】を探しています。

ただ、この世に絶対の正解は存在しません。

正解探しをしている限り、あなたが生きやすくなることは残念ながら無いのです。

【私はこれを受け付けません】と決める。

ダメ出しされるのが嫌…と言いつつ、ダメ出しする事を心のどこかで 相手に対して許しているから言われるんです。

実際私も、嫌と言いつつ「もーやめてくださいよー」とヘラヘラしてました。

ヘラヘラまではしなかったとしても、相手に行動させっぱなしにするということは、それをすることを許したということなのです。

いくら不機嫌になって意思表示しても、相手がなんとも思っていなければ許しているも同然。

少し怖いかもしれませんが「私はこれを受け付けません」と明確に示すことは、逆にスムーズで誤解のないコミュニケーションに繋がります。

まずは自分の中のNGラインを決める。そのラインを踏み越えられたら毅然と断る。です。

Beautiful young girl with curly red hair in camomile field

terico.
terico.
断れないとか、 うっかり相手に主導権を握らせる癖のある人、 これめっちゃ意識してくださいな。
私はもうそのBARには 用事がある時しか行かない&カウンターに座らないと決めました。
そしたら色々言われるわけがないよね。
これが決めるって事。自分を守ると言う事。

オク
オク
中途半端に心の中で「私はダメ出しを受け付けないぞー!」なんて念を送っても相手には届かなくて当然だよね〜。笑