あなたは今の環境や自分の生き方気に入ってますか?
もしちょっと違うんだよなーと思うなら、それ、変えられますよ〜。
今目の前で繰り広げられている現実、作っているのは実は自分なんです。
てことは…変えられるのも自分なんですよね。
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私たちの見ている現実は各自の脳みそが作っている
「思考は現実化する」って言葉、自己啓発系の本やセミナーが好きな人であれば、聞いたことある人も多いかもしれません。
この言葉だけを聞くと、じゃあ考えたことが全部現実にできちゃうの?とか、呪いって存在するの?みたいな怪しげな感じに聞こえますが、実は心理と脳の観点からみてもこの言葉には説得力があったりします。
と言っても、浅いレベルでの思考(考えたこと)が現実化するわけではなく、そもそも私たちが持っている観念や価値観によって、現実の見え方は変わってくるし、現実の見え方が変わればもちろん結果も変わるよ。
というのが誤解の少ない説明かなと思います。
なので例えば「お金持ちになるぞぉぉぉぉ〜」と毎日一生懸命考えたとして、それが現実化する……というわけではなく、
そもそも「私はお金を持ってて当然です」という思考をもっている人はお金持ちの現実を生きているし
「私にはお金を稼ぐ能力がないなぁ」という思考でいる人はお金が稼げない現実を今現在生きているわけです。
そもそも現実ってなんだろう?
今現在見えている現実を自分自身が作り出している…って聞くと、なんだか不思議ですよね。
だって会社で嫌味を言ってくるあの上司も、お給料が少なくて節約続きな毎日も、満員電車でストレスマックスな朝時間も、全部自分が作り出してるわけ?望んでないんだけど??ってなりますもんね。
それについても「上司は嫌味を言ってくる」「お金はなかなか稼げない」「通勤とは満員電車に乗ることだ」などの思考を今現在持っているからそうなっている…といえばそうなんですが、実はその現実は現実ではない。というのも真実なんです。
【現実】って言葉だけ聞くと、目の前に広がるもの=現実。というふうに人は捉えがちなんですが、実はそもそも現実はひとつじゃないんです。
同じ出来事が目の前で起きても、捉え方はひとそれぞれ。
例えば、食べたいと思ってたドーナツが目の前で売り切れた!という状態が起こった場合、Aさんは「食べたかったのに!今日はついてない日だ!」という現実になります。
だけどBさんは「食べたかったけど、ダイエット中で我慢しなきゃとも思ってたんだよね。売り切れたおかげで我慢できた〜!」と思うかもしれません。
ドーナツが目の前で売り切れたという事実は同じでも、
Aさんにとってそれは悪い現実。
Bさんにとってそれは良い現実。
つまり、みんな口では共通の出来事のように現実現実と言ってるけれど、その現実、あなたにしか通用しない現実なんですよ。と認知することがとても重要なんです。
だから先ほどの「上司が嫌味を言ってくる」という例で言うと、上司が嫌味を言う嫌な部分を選択的に現実と捉えているのはあなた。となるんですね。
人間の脳は見たいものだけを見たいように見る。
辛かったり悲しかったりする現実を、自ら選択する人なんていないですよね。
誰だってできることなら笑って暮らしていきたいですもん。わかります。
それでも、あなたの見ている現実は、あなたが選択している…意識とは関係なく。というのが本当のところ。
というのも、私たちの周りには、ありとあらゆる情報が溢れかえっています。
それは、現代が情報社会だから…という話ではありません。
例えばいまあなたがいる場所、どんな情報が読み取れますか?
ちなみに今私はこの記事をコメダ珈琲でカフェオレ飲みながら書いてるんですが…
- 椅子は赤
- カップの中のカフェオレは冷めている
- <物販コーナー>という店内看板が見える
- 今レジにいる人の会計は450円
- 私の席番号は2番らしい
- 隣の席は親子っぽいけどずっと無言
意識を向ければこんなにたくさんの情報が読み取れます。
だけど、こんなことに意識をむけていては記事がかけませんから、私は無意識にPCの画面の文字情報に集中しています。
つまり、見ている現実は自動的に取捨選択されているわけです。
そして、今現在私の脳が勝手に「見ないようにしよう」と決めて捨てている情報、これを【スコトーマ】と言います。
なぜスコトーマが生まれるのか?
スコトーマとは心理的盲点のことを言います。
何か一方を認識することで、他のものを認知しづらくなる状態。それが視覚的な盲点と同じ原理なので心理的盲点というんですね。
世界には、ありとあらゆる情報が溢れかえっています。
あなたが認知している現実は、そのなかのほんの一部分。
もしそれが今現在あんまり望んでいないものならば、今現在見えていないスコトーマの部分を認知して、自分好みの現実だけをピックアップしていけば良いんです。
一般の人でもとっつきやすく噛み砕いた自己啓発系だと【引き寄せの法則】も、スコトーマをうまく使った、世界を変える方法論ですよね。
じゃあなんでスコトーマが生まれるのかと言うと、親からの教育や、社会的な常識や環境、そして個人的な経験など様々な要因が関係してきます。
というのも人間の反応って、その時々で違うように思われがちですが、実はかなり機械のプログラミングと似ているんです。
例えば過去に「玄関で靴をきちんとそろえたら親に褒められた」という経験をした場合、靴をきちんとそろえる=良いこと(そして褒められて嬉しい)。と脳にプログラミングされます。
けれどそれを靴を脱ぐ習慣のない海外で実践したらどうでしょう?良い悪いの観点とはズレてきますよね。
相手の頭にも自分の頭にも「???」が浮かびます。
AならばBという側面に反応してCという感情が湧く
そんなふうに、人間の脳には出来事に対しての捉え方と、それについての反応。というセットのプログラムが膨大な量インプットされていて、それ以外のものはスルーしがちなわけです。
見えないし気づけない!透明なスコトーマの見つけ方。
自分がスルーしてしまっている現実の中に、もしかしたら今の望まない現実を変えるヒントがあるかもしれない!と思っても、脳が自動的に見えなくしているのがスコトーマ。
どうやって気付いていくのかと言うと、ヒントは<感情>です。
先ほどの説明の中で、こう説明しました。
AならばBという側面に反応してCという感情が湧く
そう、さらっと入れ込んでみましたが<Cという感情が湧く>ところまでがセットでプログラムなんです。
だとすると、プログラミングに対して私たちが認識できるのは、感情。
日頃生活していて、感情が動くことって数え切れないくらいありますよね。
その感情を、今までよりつぶさに観察してみてください。
感情が動くまでには、必ずAならばBというプログラムが作動しています。
どうして私はこの気持ちになったんだろう?と、自分の感情に疑問符をなげかけられるようになると、自分にインプットされているプログラムに気づけます。
そしてプログラムに気づければ、その影になっているスコトーマにも反応することができるようになるわけです。
けど、一度身につけてしまえばずーっと使えるから、自分好みの現実を自分で作りたい!と思うなら、取り組んでみるといいかも。
今まで見てた世界がコロコロ変わっていくのって面白いよ。