外に出られない!こんな時でも私たちの心は自由です。
お家時間に気持ちが落ち込んでしまう人への処方箋をお送りします。
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どん底に落ちるも落ちないも自分次第
いくらインドア派の私でも「外に出ない」のと「外に出られない」のでは雲泥の差。
テレビをつければ自粛自粛と毎日言われ続けると、もういい加減にしてくれ!と言いたい気持ちに駆られる瞬間もありますし、
友人たちとオンライン飲み会をしても話題はコロナで持ちきりだし、
普段割とタブー視されている政治の話もうっかり話題にでがちでモヤモヤすることも多々…。
おそらく数年後には歴史の教科書に載るであろう今を生きているのだから、みんなの気持ちがささくれてしまうのも当然なんですが、
だからといってささくれっぱなしにしておくのは得策ではありません。
生活や仕事を守ってくれるのは政治だったり会社だったりするけれど、
自分の心と身体を守るのは、どこまでいっても自分自身。
立ち直れないほどに暗い闇の底へ落ちてしまう前に、浮上するための術を身につけたいですよね。
その状態が「普通」と認識され、這い上がろうとすると脳が抵抗するという恐ろしい作用が働くんですよー!
カウンセラーが思う今だからこそ意識したいこと
お家時間を上手に過ごすにあたり、私がまず意識しているのはこの3つ。
- 日常の中の「ある」に目を向ける
- 自分の中に軸を持つ
- 未来の自分に期待を膨らませる
日頃から大切だと言い続けていることではあるんだけど、今このタイミングでここに注力するのはとてもおすすめ。
なぜピンチな状況の今だからこそおすすめなのか、お家時間で気が滅入りがちなかたは要チェック!
日常の中の「ある」に目を向ける
日常生活の中の何気ない景色や色や音に目を向ける。
それが大切とはわかっていても、普段は忙しなさに流されてしまったりしますよね。
だけど今、どうでしょう?
気持ち的には忙しない日が続くけれど身体的には?
家から一歩も出られないわけなので、普段よりも暇な時間が取れる!という人も多いかと思います。
お子さんがいると逆に忙しいわ!って方もね、普段は離れる時間のある子供たち、ずっと一緒にいることで見える側面はありませんか?
とにかく大切なのは、今の状況が「あたりまえ」とは違う状況ということなんです。
「あたりまえ」の中にいるときには気づかない、当たり前ではないことが目前に迫ってきたとき、人は「あたりまえ」の存在に気づきます。
- いつもは家にいない時間帯、家の中の日差しはどう差し込んでいるのか意識してみることで、光の暖かさを感じる。
- 後回しになりがちなクローゼットの中を徹底的に掃除してみることで、当たり前だった日常の思い出にじんわりする。
- 外食派も自炊がメインになるから、自分の作ったご飯に手を合わせて「いただきます」を言ってから食べてみることで、食べ物のありがたみを感じる。
なんでもいいんです。
あなたの身の回りにはなにが「ある」でしょう?
感じてみてください。
自分の中に軸を持つ
自分の中に軸を持つ、価値観を磨く、考える力を育てる…など。
外に出られないのなら、内側にアプローチするのには最適な環境です。
普段私たちは、自分に必要な情報を必要なだけキャッチして生きています。
しかも無意識下では、キャッチした情報をさらに自分なりに優先順位をつけています。
それに加えてこの情報社会。インターネットの普及。
みんな優先順位も興味の方向性もなにもバラバラなのが普通なので、世界にはあなたにとっては耳にしなくても良い話が溢れています。
それが今、どうでしょう?
テレビをつければコロナ一色。
人と会っても話題はコロナ。
今、格安海外旅行の情報を最優先事項にする人はかなり稀です。
と言うことはですよ、世界中が日々1つの話題について様々な思考を巡らせ意見を放っているわけです。
こんなチャンスに鍛えやすいのが、
「じゃあ私はどうする?どうなる?何を採用する?」
という自分なりの判断力、思考力、内省力。
ポイントは、あまり情報を見過ぎないこと。
コロナ に関する情報も、発生当初のブラックホール状態から、少しずつ輪郭が見えてきました。
今更新される情報はそこまで多くないはずです。
人の意見は千差万別。いくら読みあさったとて「正解」は誰にもわかりません。
だから無駄に何時間もスマホを見るのはやめて、ペンを持ちノートを開いてください。
私はどうしたい?
私はどう感じたい?
私はどれを採用する?
しっかりと主語を「私」にした問いかけを。
もしも情報を見る時は、情報に踊らされるのではなく、自分はその情報から何を得たいのかを決めてからみること!
未来の自分に期待を膨らませる
今この状況で未来に期待しろと!?って思うかもですが、暗い側面ばかりを見て、光の指す方角を見失ってはだめです。
今回のコロナで、世界の様々なことが変わってきています。
特にインターネットのサービスはこの短期間で飛躍的に変化しています。
テレワークにオンライン飲み会、コロナが無ければ、日本にこんなものが定着するのにはあと10年はかかったかもしれません。
それが、たったの1〜2ヶ月で変わった。変われた。
そして、変われたのはテクノロジーや社会だけではありません。
私たちも、急激な変化に耐えうる変化を遂げている最中なんです。
「今」の自分を基準に未来を予測すると、1年後には結婚して…3年後までに子供を産んで…
なんて考えてしまいがちですが、明日結婚して来年子供を産むことだって理論的には可能。
いつだって可能性にフタをするのは自分が決めた限界なんです。
世界が一気に変化をとげるように、未来の自分は今の自分が想像もつかない変化をとげる可能性は無限にある。
だとしたら、今の自分基準は捨てて、未来の自分にどうなっていて欲しいですか?
先に言っておきますが、転職回数がなんたらとか、年齢的にうんちゃらとか…
そういう言い訳ってこの先は通用しないかもですよ?笑
どうせ未来の見えない今です。
思い切り自分に期待を膨らませてみましょう。
かならずコロナには終わりが来る。
最後にちょっと私ごとなのですが、父が数ヶ月前に癌を宣告されました。
前立腺から発生した癌は背骨に転移、脊椎を圧迫するまでに大きくなり、歩行が困難になって始めて癌とわかりました。
しかも入院してからすぐにコロナで世の中は大パニック!
さっき、今世界中がコロナの話題に夢中だというようなことを書きましたが、うちの父の状況は少し違います。
なぜならば、コロナ以上に自分の体調が苦しく辛いからです。
数ヶ月前までは毎朝ジョギングをしていた人が、今は下半身付随で寝たきりの状態です。
コロナには必ず終わりが来るけれど、父が歩けるようになる日はおそらく来ません。
そんな中最近、父がものすごく喜んで私に報告してくれたことがありました。
それは「ご飯がとても美味しく食べられるようになったんだよ」というもの。
薬の副作用なのか、手術の副作用なのかはわからないですが、退院してからずっと味覚障害をおこしていたんです。
食べるものが全部苦いんですって。辛いですよね。
それが容体が安定したおかげなのか、最近はご飯の味がわかる。嬉しい。と。
私たちが日々当たり前と思っていたことが、いかに尊いことなのか…と、頭ではわかっているけれど、なかなか感じるのは難しいもの。
「ご飯が美味しい」そんな当たり前を一時的でも失っていた人の言葉はとても重みを感じました。
再度言いますが、コロナには必ず終わりがきます。
家から出られない日々も、必ず終わりがきます。
先は見えなくても、終わることは約束されているも同然なんです。
だから、安心して大丈夫。
未来のためにできることがあるって幸せです。
今は、感染が広がらないように、未来のためにじっとお家にいればいい。
余談【うちで踊ろう】コラボってみました。笑
恥ずかしながらインスタグラムにて、星野源さんとのコラボ歌ってみました!
(スワイプすると星野源さん&私が歌い出します)
苦しい時こそ今の状況を最大限に楽しんで未来へつなげたいですね。
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