そして2020年、丸2年が経って思うこと、住み心地、不便さなどなどリアルな移住者目線をお伝えします!
Contents
鎌倉移住1年目に感じていたこと
私が1年目に感じていたことは、
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通勤の便が意外と良い
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飲食店が高い
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地元とヨソ者の区別は人によってはある
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マンモス校と変わらないくらい人と人の距離近い
などなど。
他にも新人移住者ならではの視点で色々書いているので、詳しくは去年のブログをご参照ください!
1年目に感じていたことは、2年目になっても特に変化はないかな〜。
なので今日はさらに一年多く住んでみた感想を書いてみたいと思います。
鎌倉での移住生活や美味しいお店情報などなど、
インスタグラムでもご紹介してるのでぜひ↓
鎌倉移住2年住んでみて感じたメリット
まずはメリット。
みんなから憧れられる鎌倉です。やっぱり良いところがたくさん!
服装がとにかく楽。ラフでもおしゃれっぽく見えるマジック。
一年目はよく近所の人に「どこかおでかけ?」って聞かれていた気がします。
その度に「え?なんで?普通にお散歩してるだけ…」とかあったんですけど、今ならその理由がわかります。
私鎌倉来る前って都内に住んでたんですけど、これ思い込みなのかな?
都内ってスッピンや気の抜けた格好で出歩きにくい。けど鎌倉の人たちはとにかくラフ。
そして夏は毎日ビーサン。
かなり寒くなるまでビーサン。
ビーサンで電車乗るのって抵抗ありますか?私は結構ありました。
ビーサンで電車乗るのもビーサンでエスカレーター乗るのもなんか抵抗あった。
けど2年目でそれが完全になくなりました。慣れって怖いですね。笑
ただですね、海が近いというロケーションのせいか、ただのデニムにTシャツ、ビーサンでも、なんとなく狙ったラフカジュアルっぽく見えるんですよね。
これシーサイドマジックです。笑
太陽の動きで四季を感じるようになる
2年間海に通い続けたおかげか、季節ごとの空の動きに敏感になったし、
夏はあっちから太陽が登って、冬はここに日が沈む。とかも把握するようになりました。
鎌倉の春〜夏は残念ながら海に太陽が沈まないんですよ。
けど冬の夕日は本〜当に綺麗。
海といえば夏のイメージが強く、観光客も春〜夏に集中している鎌倉ですが、お散歩終わりに海を見るなら絶対冬がおすすめです。
静かで人がいなくて海岸も綺麗。
そこに真っ赤な夕日が落ちていくのは鎌倉に住む醍醐味だと思います。
ちなみに私は海まで自転車で3分の場所に住んでいるので、部屋の窓からきれいな夕日が差し込んできたらあわてて海へでかけます。
ほんの10分、夕日が沈むまでの時間を海で過ごすだけで、都会には無い気持ちの余裕ができるんですよね。
知り合いが増えたので一人暮らしも寂しく無い
移住した時はシェアハウスに住んでいた私ですが、一年半で卒業して今は一人暮らしです。
もともと鎌倉に知り合いが誰一人いなかったので、友達作りの最初のきっかけとしてシェアハウスは大正解でした。
それが一年半たち、シェアの子たちはもちろん、ご近所さんや馴染みのお店の人たちと仲良くなり、
そろそろいいかなーと独り立ちしたわけです。
結果、最初の頃は若干寂しさもあったけれど、今は寂しくなったらシェアに遊びに行ったり、
ちかくのお店にご飯を食べに行っておしゃべりしたり、孤独だなと思うことは皆無ですね。
都内に10年以上住んでいても、こんな横のつながりはできなかったので、ちょっと田舎な鎌倉ならではなんじゃないかなと。
店は次々新しくなる
鎌倉は神奈川の田舎のわりに家賃が高いです。
しかも観光客相手のお店がほとんどなので、そう言うお店は立地が勝負。
となると、小町通や御成通りの家賃はまぁ〜びっくりするくらい跳ね上がります。
ただですね、鎌倉に来る観光客って、1日平均2500円しか使わないと言われています。
宿泊しないで神社仏閣と海を見ておやつ食べて帰っちゃうから!
(ちなみに京都は1日平均20,000円!)
なので、家賃高い割りに儲からず、お店が次々入れ替わります。
お店にとってはそれはデメリットだけど、住んでる側としては次々新しいお店ができるので、開拓する楽しさみたいなものはありますね。
あ、ただやっぱ馴染みのお店がなくなるのはとても悲しい!
やっぱ環境が最高すぎる
もうこれは言わずもがななんですが、やっぱ環境は最高に良いです。
海があって神社仏閣があって、小さい範囲に必要最低限の物は揃っていて、静かで穏やか、時間の流れもゆったりです。
鎌倉に住む人は、この環境にお金を払っていると言っても過言じゃ無いのでは無いかなーと。
何が一番違うかって、空気ですね。
みんなそうかはわからないけど、私の周りの人たちは基本鎌倉が好きなので、鎌倉駅に降りた途端、ちょっとゆったりする空気感が好きだと言います。
確か江ノ島に住んでいる友人は、駅に降りた瞬間の潮の香りで安心するって言ってたなぁ。
物理的にあれが便利、これがある、ということよりも、何気なくキャッチしているものに豊かさを感じている気がします。
鎌倉に、2年住んでみたから感じたデメリット
そしてデメリット。
やっぱ暮らしとなればそれなりに色々ありますからね。ここも無視はできません。
若干飽きる
街が狭いので、若干飽きます。
2年で若干飽きているので、これが10年20年となったらどうなるんだろうな〜と興味あり。
私が鎌倉に引っ越してきたとき、まるで転校生が入ってきたみたいに、いろんなお店で根掘り葉掘り聞かれたことを思い出しました。
なんで鎌倉に?いつまでいるの?もともとはどこにいたの?
などなど。
なんでそんなに話しかけてくれるんだろう?と思ってたんですが、あれは良いネタだったんですね。笑
いつも同じようなメンツだから、新しい人が入ってくると刺激になって楽しいみたい。
本当に転校生と同じです。笑
引っ越してわかったけど塩害がなかなか(湿気も)
シェアハウスに住んでいる時は、割と住宅街の中で海風をそこまで浴びなかったのでわからなかったんですが、一人暮らしのマンションは海風直撃!
なので、塩害が結構あるなーと感じます。
海のそばって風が強い日が多いんですよね。3日に1回は強風注意報出てるんじゃ無いかな?
なので、そう言う日に洗濯物を干すと、潮がはりついて乾いたんだか乾いてないんだか…じっとりします。
海風のあたる建物に住むなら、乾燥機や浴室乾燥はあったほうが良いかなと思いますね。
家賃が高い
これもシェアハウスを出て感じたことです。
同じ鎌倉市でも大船あたりは神奈川のはしっこらしいリーズナブルな家賃なんですけど、鎌倉にいくとちょっと価格上がります。
感覚的には都内に住むのと全く変わらないくらい。
しかも、鎌倉駅から歩いて行ける範囲内の一人暮らしのお家は割と空きが少なくて、時期によっては全然空いてないなんてこともあるかと。
ちゃんと自炊するのであればスーパーの物価は割と安いけど、観光地だから外食しようとするとそれも高い。
鎌倉内で全てのものが揃うほど大きなお店もないと考えると、買い物は横浜か都内に出るので交通費もかかりますよね。
なので、鎌倉にいながら都会と同じように住むのはランニングコスト高めかもです。
ただ、娯楽がないけど自然がある分、休日の出費は少ないですね。
生活スタイルにもよるけど、しっかり自炊して、休日は自然を楽しみ、鎌倉を満喫できる人なら安くすみます。
日焼けする
これはね、防ぎようが無い。
やっぱ海の近くだから日差し強いのかもしれないです。
本当に地元民わりとみんな黒い。
私はもともと色白で焼けにくく、マリンスポーツもやってないんですが、普通に生活してたら腕とかかなり黒くなりますね。
日焼けは絶対に受け入れられない!という人はやめたほうがいいです。
私は健康的な黒さ好きなんできになりませんが。
虫がでかい。多い。
特に蜘蛛がでかい。多い。
下手すると手のひらサイズのやつ出現します。
しかもめっちゃくちゃ動きの速いやつが稀にいる。
自然が多い場所で虫がいないはありえないので、こちらも日焼けと同じく受け入れる以外道がないですね。
鎌倉の人たちは本当蜘蛛とか全く平気です。
「この子たちはゴッキー食べてくれるからOK!」みたいなおおらかさ。
私は最初蜘蛛出るのすんごい嫌だったけど、人間なれるもんで、今は特にびっくりしないです。
あー蜘蛛だ。やだなー。くらい。
鎌倉に向いてる人と向いてない人
さてこんな感じで丸2年経って感じたメリットデメリットですが、総じてどんな人が鎌倉に向いているのかというと、
やっぱり鎌倉最大の魅力は自然豊かでゆったりとした環境なので、そこを楽しめる人が向いています。
自然の豊かさを享受しつつも、都会的な便利さを求める人は、鎌倉向きじゃないかも。
あと、鎌倉っておしゃれだと思っていると、かなり違います。
住んでる人もおしゃれとかってことは全くなく、普通に中都会?中田舎?くらいの暮らしですからね。
都内に住んでいるときに比べて格段に流行には疎くなったし、古都だからね、クリスマスなどのイベントも街を上げて積極的にやったりはしない。
なので「え?もうクリスマスなの?」みたいなことあります。
都会に住んでたら、ハロウィン終わったらもうクリスマスの空気感流れ始めるでしょ?そういうの皆無。
良くも悪くも変わらない、穏やか、一定、ゆったり…。
時の流れは季節によって変化する自然から感じとる。
そういう空気感なのです。
結果、鎌倉に住んで良かった?悪かった?
さて、丸2年経って、結果住んで良かったのか?悪かったのか?というと、私の場合は都内生活のよりも満足度200%UP!って感じです。
やっぱり、条件で見たら都内の便利さには叶わないんだけど、何を「する」とか何が「ある」とかっていう動的な時間以外に、
ただ息を吸って吐いてを繰り返しているような、静的な時間て「暮らし」の中にはたくさんあると思っていて、
鎌倉の空気はその何気ない時間のクオリティが爆上がりするように感じるんですよね。
だから、地味だし見えないけど、豊かな暮らしのベースアップが叶う場所なんじゃないかなと思います。
よく「鎌倉の暮らしのどこがそんなにいいの?」と聞かれると困ってしまうんですが、その理由はここかなと。
「何が」ってんじゃないんですよ。「空気感」が最高なんですよ。
そんな私ががんばるのをやめて自由になったのは、自分の心ときちんと向き合ったから。
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