怒り怒られ悩む人へ

短気は損気?怒りのコントロールに悩むあなたへ。短気はもともとの性格じゃないから治せます!

terico.
terico.
怒るのってエネルギー使うし、人間関係も壊れるし、本当に嫌!…って私も思ってました。けど、怒りってただの悪者じゃないし、短気もデメリットだけじゃありません。その性質を正しく知って上手に付き合いたいですよね!

短気だと言われ続けた32年間とそこから抜けたターニングポイント

自慢じゃないですが、私は32歳の頃まではすっごい短気だと言われていました。

けれどアラフォーになった今現在、怒ることは無くなったわけじゃないけれど、よほど何か失礼なことをされない限り基本は穏やかです。(というか、普通)

どれくらい落ち着いたかというと、ここ数年で知り合った人からはそんなに短気だった時の想像がつかないと言われるレベル。

でもまぁ、怒りはとっても大事な感情なので、今でも怒るときはもちろんあるし怒らせたら怖いとも言われます。笑

私にとって大事なのは、怒らなくなった事ではなくて、自分の怒りで悩まなくなった事。

今回は、どうしてそうなれたのかについてお話ししたいと思います。

ちなみに、私の場合は明確なターニングポイントがありました。それについてはプロフィールをご覧いただければと思います。

なかなかクレイジーな短気野郎だったんですよ〜。笑

プロフィール 【怒ってばっか!】だった私が【笑ってばっか♪】なカウンセラーになった理由 2016年までの13年間、私は...

こんなに酷かった!terico.の短気エピソード

最近は「元・短気だったんです!」と言ってもあまり信じてもらえないことも多くなってきたため、まずは恥を忍んでどんだけ怒り狂っていたのかちょろっとお見せします。

  • 「挨拶が飛び蹴り」と言われた小学生時代
  • 無理やり学級員やらされる→怒りすぎて友達0になった中学生時代
  • 高校では環境に恵まれるも一度の喧嘩で関係を切った友人数知れず…
  • 通勤電車は戦場。ホームで大げんかして鉄道警察出動
  • 「会議に差し支えるから出て行け」と上司に言われる新卒時代
  • 怒りのストレスで持病の不整脈が悪化。月に一度は瀕死の状態に
  • 言いたい放題した結果、社内の女子集団から完全無視されること4年
  • 会議で怒りが収まらず、不整脈と過呼吸で泡吹いて倒れる→救急搬送

これは…………本当にひどい………。笑

自分でも公表しようか迷うレベルの酷さですね…。

けど、こんなんだったからこそ、私の言葉には説得力があると思うんです。

terico.
terico.
こんな私でも変わりましたから!みんな大丈夫!笑

短所は長所って言うけどさ、短気は損気でしかなくない?と思ってました

短所と長所は裏表とかってよく言うじゃないですか?

けど【短気】って損気でしかなくない?って過去の私は思っていました。

  • 優柔不断→優しい・柔軟性がある
  • 天然→おおらか・穏やか
  • 八方美人→コミュ力高い・頭がいい

  • 短気→いいとこ無し・嫌われる・頭悪い……

こんな感じに……

だから、短気は絶対に治さなければならないし、怒りの感情は徹底的に押さえ込んでコントロールしなくてはならない!って思ってましたね。

けど、それって本当か?と言う話なんです。

短気は損気 短気を治す

短気は損気って本当??短気は治さなくても長所な部分もたくさんある!

なんども言いますが今現在は、短気だと言われることはほぼ皆無になり、性格がキツイとか、気分屋だとかってことも全く言われなくなりました。

そんな状態になった今、短気は本当に損気なのか?と考えてみると、全くもってそんなことはありません!

短気な人だからこそできる事がある。短気な人もこの世にはいてもいい。

ただ、自分が短気な事で悩む人は減らしたい。

そんな想いを持つ私が思う、短気さんの良いところはこんなにあります。

  • 頭の回転が早い
  • 仕事ができる
  • 責任感が強い
  • 正義感が強い
  • 真面目
  • いつも全力投球
  • パワフル
  • 根が優しい
  • 自立心が強い
  • 媚びない
  • 実は我慢強い
  • 活発
  • 勝負事に強い
  • 追い詰められると強い
  • 気が利く etc……

カズ
カズ
まだまだたくさんあるけど、今日はこれくらいにしておくね。笑

短気は損気 短気を治す

そもそも日本では短気が迫害されすぎだと思う。本当に。

本当は良いところもいーっぱい持ち合わせている短気さんですが、特にこの日本においてはあまりにも迫害されてしまっているなぁと言う気がします。

正確には、短気さんが迫害されていると言うよりも【怒り】と言う感情そのものが感じない方が良いもののように扱われがちです。

例えば会社で何か発言するにしても、理路整然と感情を持たずに話すことを求められ、怒りを持って発言すると途端に聞き入れられなくなります。

確かに集団で何かを成し遂げる時に、感情に振り回されては事が進まないのも事実ですが、冷静に対処するのと無感情で行動するのでは全く違うと思うんですよね。

人間は感情の生き物と言われています。

【怒った】と言う事象ばかりに目が向くのではなく、なぜその人は【怒り】と言う強い感情を感じているのか?そこにどんな信念があるのか?

そう言う部分に目が向く人が増えると良いなと、個人的には感じます。

オク
オク
「怒る=大人気ない」みたいなの本当やだなーって思うー!

短気な人の特徴が、鬱病になりやすい人の特徴と重なる件(;ω;)

そんな迫害されがちな怒りの感情&短気さんですが、先ほど挙げた長所の部分が実は鬱病になりやすい人の特徴と重なります。

以下はざっくりですが鬱病になりやすい人の特徴です。

  • まじめ
  • 責任感が強い
  • 完ぺき主義
  • 道徳観が強い
  • 自分にも他人にも厳しい

短気な人って表面上は怒って発散して自分を出して生きているように思われがちですが、実はこういった特徴を持ち合わせているため、怒ってばかりの自分をとても責める傾向にあります。

そして自分自身を責めてしまうとエフィカシー(自信・自己効力感)が下がってしまい、余計に鬱憤が溜まって怒りやすくなる…と言う悪循環がおきてしまうんです。

terico.
terico.
怒る自分を責めるのに、怒る事自体はやめられないと言う悪循環は、責めているからこそ起こっちゃう!その悪循環から一人で抜け出すのは至難のワザです。何かしらの今までと違う行動で、自分を守ってほしい!

短気は損気 短気を治す

性格改善は必要なし!なぜならば短気は性格では無いからです。

ところでそこの短気さん【短気 性格 治し方】とかで検索かけたりしてませんか!?

以前の私は調べていました。笑

【短気=悪いもの=性格悪い=最低=直さないと嫌われる】そんな風に思っていた気がします…。

そして「性格悪い」とか「性格直す」という言葉って、他人から言われたらもちろん、自分で自分に言っても傷つきませんか?

そんな検索していたら、ますますエフィカシーが下がっていってしまいます。

そもそも、怒りの感情は人間にとって必要なものです。そしてその感情は何かに対しての反応です。

怒りとは何か?については、下記の記事をご参照ください。

感情コントロールの必須項目「怒り」の正体を知る。 【怒り】って具体的には何のこと? そもそも怒りとは、自己防衛のために発生する感情だと言われています。動物にも基本的に備わ...

生まれ持った性質と、後天的に身につけた性格は違う

先ほど言った通り、怒りは性格では無く反応ですし、短気は性格が悪いことを表す言葉ではありません。

だとしたら、出てきた怒りの感情(反応)を表面的に処理しようとしても、そこに反応してしまう根本が解決しなくては意味が無いです。

そしてその根本とは何かというと、今までの人生経験から培われた防衛本能なわけです。

と言うことは、見直すべきは性格ではなく反応の方。

そして、その反応を示してしまう大きな要因として、あなた自身の【性質】があります。

性質とは、人の感情を感じ取りやすいとか、寒いのが苦手だとか、個よりも集団で力をはっきするとか、そう言うものです。

性質は根本的には変わりませんが、性質に良し悪しはありません。長所と短所が表裏なのと同じです。

だとしたら、後天的に身につけた性格や反応を直すことに注力するよりも、その生まれ持った性質を良い方向に伸ばしていくことには大きな意味がるとは思いませんか?

生きづらい 性格 原因
ズバリ。あなたが生きづらい原因は性格じゃなくてコレ1択。生きづらさの原因が自分の性格にあると考えて、性格改善をはかろうとする人は多いですが、実は元々の性格は生きづらさとは関係ない場合がほとんどです。 それよりももっと根本的な原因を知って、生きづらさを自分で解決していけるようになりましょう! ...
短気は損気 短気を治す

短気で悩むあなたに、元・短気な私が伝えたいこと

短気で悩む人は、とても傷ついている人が多いです。

でもその傷ついている原因は、外側からの事象よりも、自分自身への不信感から生まれていることが大半。

先ほど伝えた通り、自分を否定する・信じない・嫌う…などの自分責めは、エフィカシーが下がる原因となり、さらなる怒りを呼び込む結果を招きます。

怒りで悩んでいるのであれば、もうこれ以上の自分を否定はやめて、まずは怒りを感じても良いと自分に許可を出すこと。

元・短気の先輩が言うので間違い無いですよ!

terico.
terico.
ただし、怒りを感じることと、怒りを外に出すことはまた別の話なのでまた別の機会にお話しします!エフィカシーアップを目指していきましょ〜!