いやぁ、結構びっくりするくらい、感じることや受け取ることがありましたね。
心と仕事オタクなのも良いけれど、別の畑に飛び込むことも大切だ~と痛感したので、大事なところをレポします!
Contents
オーガニック料理教室ワクワクワークとは
ワクワクワークさんは、川崎の武蔵小杉にあるオーガニック料理教室です。
「毎日のごはんから私のしあわせを見つける」を理念に、2007年から教室の運営や食に関する活動を続けています。
詳細はワクワクワークさんのHPをみてもらった方が早いので割愛しますが、私から見たワクワクワークさんは「ただお料理を教える教室ではない」というのが個人的に大好きなところ。
食を通して生き方や在り方について考えることをとても大切にしているので、よくある「おいしいお料理をつくること」をゴールにしていないんですよね。
食べることは生きること。であれば生き方や、子育ての悩みだって食と無関係ではない。そんなスタンスで生徒さんたちと接しているので、お料理教室なのに悩み相談も気軽にできる空気が整っているなと感じます。
女性って、特に子供ができるとちょっと社会との接点が弱くなってしまう(ように感じる)から、こういう場はサードプレイスとしても貴重だなぁと思ったりします。
「毎日のご飯は宝物」がテーマのおにぎりキャラバン
おにぎりキャラバンは、ワクワクワークさんが主催で全国を回るおにぎりのワークショップ。
とはいっても、本質を大切にするワクワクワークさん主催ですからね。
おにぎりの握り方的なテクニックや、おにぎりの歴史を学ぶわけではありません。
「毎日のご飯は宝物」をテーマに、表面上のテクニックよりもっとずっと大切な、コアの部分を体感するWSなんです。
未来に残したい、これまでずっと受け継がれてきた日本の食事。
どこでも簡単に食べ物が手に入る現代で、たいせつにしたいこと。
ていねいに心をこめてつくったおにぎりと味噌汁は、最高のごちそう。
毎日のごはんを大切にする一歩を踏み出すきっかけを、おにぎりから。
そしてワクワクワークさんが発信する、おにぎりキャラバンのメッセージはこの4つ。
- おにぎりを作ろう!
- おいしいを味わおう!
- みんなで食べよう!
- 未来へつなごう!
心を扱うプロとして身体について感じ、考えたこと色々
心と身体は繋がっていることは誰しもが感じているし、世の中的にも良く聞く話で…
だけど、食のプロが「本質」について話す時こちら心理のプロとしてはどんな気づきがあるんだろうとめちゃ楽しみでした!
結果、やっぱり心と身体のリンクはすごい!というか、本質はいつだって一緒なんですよね。
「~ねばならない」が不必要な料理がおにぎり
今回ワクワクワークさんが様々あるお料理の中でも「おにぎり」をチョイスしたのには、深い理由がありました。
おにぎりには日本全国どこに行っても食べられる国民食だけど「〜ねばならない」が無いんですって。
中に何が入っていても良いし、どんなサイズでもいいし、海苔だって好きな形にしたらいい。
だから、それぞれの土地の風土や家庭ごとにも個性があったり、自由な食べ物。
しかも、お米という日本古来からの食材でできている。
これってとても意味があって、日本人の身体に合うことを、体感として人々が受け継いできたからこそお米が残ってきている。
だとしたら、様々な情報(あれがいいらしい、これが栄養あるらしい、とかね)が出回っても、基本はこの「お米」に戻ればそれで十分。
「さらにお味噌が加われば」最高!だそうで、
私が食生活が乱れがちなことを相談したら「時間がなくてもおにぎりとお味噌汁さえ用意できればそれで十分」と言ってもらえてなんだか安心したなぁ。
風土が受け継がれるように心も受け継がれる
で、私が刺さったのは「私たちにとって良いものだからこそ受け継がれている」ってところ。
心のことで言えば、感謝の気持ちを大切にしましょう。とか、挨拶をしましょう。とか、目を見て話しましょう。とか、そこらへんが良いことだから受け継がれているんだと思うんですよね。
良い食習慣を自分たちの子供の世代に引き継いでいきたいと意識する人は多いと思うんだけど、
心のことを意識的に、良いものを残して悪いものは自分の代で断ち切ろうと意識できている人はどれだけいるだろう?少ない気がするんだよな。
それは、食みたいに目に見える結果が現れにくいからだと思うんだけど、子供は大人になっても80%の選択を親から習った通りに選び続けると言われてるんですよ。
見えなくても無意識でも、しっかり受け継いでるから、まずは引き継いでいきたい心の在り方にフォーカスしていきたいものだなと思ったわけです。
なにごともまずは意識するところからがスタートですからね。
味覚が整うと脳と身体の欲するものが一致する
毎日の食事を整えていくと、味覚が整って、脳と身体か欲するものが一致するんですって。
これ最初聞いた時「味覚が整う?」って良くわからなかった私。
要は「美味しいものは脂肪と糖でできている」ってCMあるじゃないですか、あれは間違ってますよってことらしい。(テリコ的解釈入ってます)
本来人は、今の自分にとって必要なものを欲するはずで、暴飲暴食したり脂っこいものや味の濃いものばかりを欲するのは、日頃の食生活から味覚が乱れている状態だそう。
お話をしてくれた代表の菅野のなさんは「短絡的な美味しいを疑っていきたい。」とおっしゃってましたね。
食べた瞬間の幸福感も大事だけど、そのあとにじんわりと優しいと感じるものを摂取していくと、味覚が整うんだって。
で、これって私のところにカウンセリングに来たばかりのクライアントさんとまるで同じ!
最初来た時は「お金欲しい!」とか「ハイスペ男子と知り合いたい!」とか言ってる人が、心が整うと「私が欲しいのは日々の何気ない豊かさでした」とか言い出すもんね。笑
それって、長年セルフネグレクトを繰り返して、自分が本当に欲しているものがわからなくなってるから、ぱっと見で良さそうなもの(美味しそうなもの)を選ぼうとしてるだけなんですよね。
人には散々心のことでそんな話をしていたから、自分の味覚もそうなのか!と驚き。
ここ何年も、潜在意識と健在意識の統一のために修行してきたのに、今度は意識と体との統一だなんて…!
食べる「もの」は選ぶのに心に取り入れる「こと」を選ばない人が多い
例えば栄養に問題があって体調を崩した時に、その都度病院行って点滴打って貰えばいいや〜。って、年に何度も倒れたら、あの人ちょっとおバカなのかな?って思いますよね。笑
心のことも同じで、起きてしまった出来事を「どうしたらいいですか?」と対処法を聞きにくる人は多いけれど、まずはその状態になっちゃった理由を考えてみようねと思う。
そこ考えずに、こういう時はこういうコミュニケーションが向いてますよー。とかってアドバイスは、無責任だよな。とも。
そもそも、自分の体の状態を知って、取り入れる食を選ばないといけないように、
心のこともまずは状態を知って、取り入れる価値観や環境を選ばないといけないんだけど、
如何せんその事実に気づくまでに時間がかかる場合が多い。
食事はね、下手すれば食べた翌日お腹壊すからまだわかりやすいのだけど、心はそうもいかず…とはいえ、食と心の本質はまるっきり同じ。
当たり前に毎日を送っているけれど、もしかして、自分の心が欲してるものが間違ってたり、食べてる出来事が合ってなかったりするのかもしれない。なんて考えてみることが大事だなーと。
おにぎりを通して体感できる【私の土台】
情報が多すぎる現代だからこそ、食に関しても、心に関しても、表面的に良さそうなものが溢れています。
だけど、全てにおいてシンプルは強さです。
その他の色々は【土台】が整った上でのオプション。
そしてその【土台】は「毎日」の積み重ねで整います。
これはもはや人間が発明したメソッドなんかじゃなく、自然の摂理。逆らえないの。
毎日脂肪と糖のかたまりをこれでもかと食べておいて、サプリを飲んでも無意味なのと同じで、
毎日ストレスフルな環境に自分を置いて、一発逆転の都合の良い引き寄せを狙うことは無意味。
おにぎりを通して【土台】の大切さ(ワクワクワークさんは「帰ってくる場所」と表現してた)はやはり絶対なのだなと再確認。
そしてワークショップの途中、みんなでおにぎりにまつわる思い出を話す場面があったんだけど、それが本当に暖かなものが多くて…。
そういう空気感も含めて【大事なもの】【本質的なもの】を身体で感じられる温かいWSだったな〜と思います。
ちびっこの参加も多かったので、小さい子供がいるお母さんも安心して参加できますよー!
2020年中はあちこち回るそうなので、ご興味ある方はぜひ。